サン・ファビアーノ・カルチナイアのワインはこちから
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アグロノモのロッコさんとオーナーのセリオ・グィドさんです。
最新の醸造設備が入っている発酵タンクです。
発酵中のタンク
新しい地下の貯蔵庫です。素晴らしく清潔に保たれております。
バリックの数も多く、ボルドーのトップクラスの蔵の地下のようです。
テースティングルームです
ロッコさんの説明を聞きながら試飲!!
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イタリア滞在期間中の本拠地として利用させて貰っているアグリツーリズモのある
「サン・ファビアーノ・カルチナイア」です。
毎年、訪問を続けるワイナリーの一つにもなります。
今年は、初めてオーナーであるセリオ氏も蔵に滞在しており、
少し立ち話をしてから(彼はどこかに遊びに行くようでした)、蔵見学を行いました。
来年の2月にも来日してくれることでしょう。
アグロノモのロッコさんが蔵の案内とワインの醸造、そしてヴィンテージの話などを丁寧にお話しして下さいました。
10月10日の訪問となりましたが、全て収穫は終了していました。
収穫の最後に「雨」があり、部分的には難しいところもあったそうですが、概ね「良い収穫」となったとのことです。
何度見ても「チェロレ」畑の素晴らしさには感動します。
12ヘクタールある畑には、サンジョベーゼとメルロがほぼ半分ずつ植えられています。
ここのメルロが素晴らしく、
エノロゴであるカルロ=フェリーニ氏も数ある、受け持っている蔵の中でも「一番好きな畑」だそうです。
もちろん、ロッコさんも一番思い入れがあることは言うまでもありません。
このメルロの多くは「チェルヴィオーロ・ロッソ」にブレンドされ、
キアンティ・クラッシコの「レゼルヴァ」タイプである「チェロレ」には、約3〜5%ブレンドされています。
畑はなだらかな丘にあり、南向きで日照が良く、また風通しも良く、
暑い日差しが照りつけられていましたが、涼しい風が吹いていました。
そのためブドウが完熟し、甘さと酸のバランスが完璧な状態でした。
色々な畑を見ましたが、土壌、ブドウの木、そして気候と最高の畑だと思っています。
「チェルヴィオーロ・ロッソ」。
イタリアで最も権威のあるワイン雑誌「ガンベロロッソ」にて、
最高評価のトレビッキエリを96年より5年連続して獲得しているイタリア屈指の赤ワインです。
2001年は「傑作」になりました。
リリース時から美味しく、そして今後の熟成で「偉大なワイン」になると信じています。
本当に素晴しいワインは、早い時期から美味しいのです。
とにかく、一度飲んで頂ければ、その価値がお分かりになると思います。
ワクワクさせられる味わいがあります。
薫り高く、樽と調和したフルーツの素晴しい香りと味わいで、
圧倒する「果実味」と甘くキメの細かい「タンニン」が押し寄せてきます。
2001年の「チェルヴィオーロ」は「エレガンス」が違います!
圧倒する濃度とスケールがありながら、繊細さというか「軽やかさ」があります。
酸とタンニンに「柔軟で収縮力」があるからでしょう。
このワインの「本当の真価が問われる」ヴィンテージだと思っています。
そして、それにしっかりと答えてくれるに違いありません。
本当に素晴しいワインです。
これは皆さんに、是非とも味わってもらいたいワインです。
なかなかそう言えるワインはないのですが、これは違います。
きっとあなたもこのワインの虜となってしまうでしょう。
もしお手元で数本熟成させることが出来きましたら、熟成による変化を楽しみたいワインです。
熟成が進み、いよいよ飲み頃を迎えつつある偉大な97年、タンニンが十分に甘くなってきています。
今飲んで美味しいバランスの取れている98年。
2000年の爆発的な「果実味」これらのワインと比較して2001年を楽しみますと、
またヴィンテージ複雑さ、そしてワインの魅力がもっと広がると思います。
蔵のスタンダード・ワイン「キアンティ・クラッシコ」も厚みがあり、優秀ワインです。
このクラスのワインにはない複雑性と厚みを兼ね備えています。
濃度あり、複雑性のある香りと洗練された味わいがあります。
2003年は2000年に近いイメージの仕上がりです。「果実味」が違います。
早い時期から楽しめる「柔らかさ」があります。
リゼルヴァの「チェロレ」は、エノロゴのカルロ=フェリーニさんがもっとも好きと仰っている
「チェロレ」畑から穫れる「メルロ」を完熟させ、厳選された「サンジョベーゼ」に、
その「メルロ」が少量ブレンドして造られています。
樽由来のミルキーなものにエスプレッソやビターチョコ、
そして煮詰めたフルーツの甘い香りが奥の方にあり、次第に出てきます。
素晴らしく魅惑的な香りにシルキーなタンニン。
さすが一流ワインといえる、口当たりの滑らかさとキメが細かく洗練された味わいは、余韻も永く楽しめます。
2000年は、最高評価のトレビッキエリです。
2001年は傑作です。
(スペクテイター紙にて、キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァとしては異例の「95点」を獲得しました。)
「チェルヴィオーロ・ビアンコ」の方は、ほぼ「シャルドネ」から仕込まれます。
しかし数パーセントだけブレンドされる「ソーヴィニヨン・ブラン」がワインに深みとフルーティさをワインに与えています。
ワインの骨格を構成するシャルドネに「複雑性と柔軟性」を与える、
ソーヴィニヨン・ブランを少量ブレンドされて仕上がった味わいは絶妙で、
白ワインも「トスカーナ屈指」のものに仕上がっています。
あまり冷やしすぎず、13〜5℃くらいからお試し下さい。
時間と共に変化していく香りと味わいを思う存分楽しめます。
なお、「カーザ・ボスキーノ」は2002年の「チェルヴィオーロ・ロッソ」を造らないと言うことで、
2002年よりリリースされました。
が、評判が良く、「クリュ・ライン」のセカンドとして醸造が引き続き行われることになりました。
「チェルヴィオーロ・ロッソ」「チェロレ」「キアンティ・クラッシコ」で使用しなかったブドウで造られています。
早い時期から楽しめるタイプのワインです。
<試飲ワイン>
Cerviolo Bianco I.G.T 2003
Casa Boschino I.G.T 2003
Chianti Classico D.O.C.G 2003
Cerviolo Rosso I.G.T 2001
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