鈴木屋メールマガジン


当店のワイン販売、ブショネ(コルク臭)に関する対応について


一昔前と違い、今はワインはとても私達に身近な飲み物となりました。
ワインを輸入する業者もかなりの数が増え、様々な国の様々なワインを楽しめるようになっております。
しかし、ワインはとてもデリケートな飲み物です。輸入管理を怠ると、その味わい香りは一瞬にして台無しとなってしまいます。

土浦鈴木屋は、本物のワインの味わいを楽しんで頂くために、「多くのコスト」をかけて
温度管理をしてヨーロッパからワインを輸入しております。
国内での管理も当店の地下、そして新しく造りましたワイン専用のセラーにて保管をしております。

土浦鈴木屋では、ごく新しいヴィンテージからオールドヴィテージまで幅広く輸入しておりますが、
オールドヴィンテージの難しさが、このごろ感じられるようになってきております。

ご存知のようにワインの栓はコルクと言う樹皮を利用しております。木ですので微細な穴があいております。
このコルクを通してワインは息をし、熟成をしております。
長い年月熟成しますと、蒸発したワインがコルクの隙間に入りカビが生えてきます。
最初のままのコルクの状態を維持することは不可能なのです。

またこのコルクはガラスと完全に密着しているわけでは在りません。動くものです。
少々コルクが浮いたり沈んだりと言うワインが散見されるのは当然だと思います。

・・・このような微細な点でのクレームが、散見されるようになってきました。
このようなクレームは、当店での「温度管理などが問題となるのか」が難しいところです。
ワインが熟成をしますと、少なからずこのような状態になるワインは出てきます。
お客様と私たち販売側との信頼関係が確立されない限り、このようなことが多く起こりかねません。
土浦近辺にお越しの節は、ぜひ私たちの店へお立ち寄りください。

いままで公開していなかった「地下の貯蔵庫」をお見せいたします。
その際は必ず前もってのコンタクトをお願いいたします。

それとお願いなのですが、ワインは管理と輸送には最大限努力をいたしております。
気になるワインございましたら、写真をお送りいたします。
お客様の自己の責任においてお買い求め下さるようよろしくお願いいたします。

また、数年から、それ以上熟成した赤ワインでも、時々問題が発生しております。
この場合は「澱」の問題が多く寄せられます。
若いワインも含めまして(私たちのワインの多くは「ノンフィルター」ですので)宅急便で到着後、
少なくとも10日程度は立てておいて、澱を充分に落としてから、出来ましたらデキャンティングしてお楽しみ下さい。
白ワインに関しましても到着後、ある程度時間をかけて「落ち着けてから」お飲みになったほうが、より美味しくいただけます。

またコルク栓を使ったワインには必ずついて回るものですが、ブショネの問題もあります。
ブショネ(コルク臭)とは、主にコルクが内部に隠し持っていた汚染物質により、ワインにカビの臭いが付着してしまった状態のことです。
ブショネになると、そのワインが本来持っている味わいと香りを楽しむことはできなくなってしまいます。
ブショネは大体100本に数本の割合で発生すると言われております。

このブショネに関しましては、様々な議論がありますが、当店では返品・交換は受け付けておりません。
ブショネはコルクが原因ですので、概観からの判断が難しく、どんなに高額なワインであっても、
伝統的な手法やコルク栓にこだわりを持つ生産者であれば避けては通れないワインの本質的な問題となっております。

皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します。


鞄y浦鈴木屋 代表取締役社長 鈴木義信

                                                  

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たくさんのご注文お待ちしております。

(有)土浦鈴木屋
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Tel029-821-1938
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