<ドメーヌ・ドニ・モルテ>
Gevrey-Chambertin Mes Cinq Terroirs2005
下記5つの畑からのアッサンブラージュです。
ジュヴレ=シャンべルタン・アン・モトロ 0.5ha
ジュヴレ=シャンべルタン・コンブ・デュ・ドシュー
0.7ha
ジュヴレ=シャンべルタン・アン・ドレ 0.3ha
ジュヴレ=シャンべルタン・オー・ヴェレ
1.3ha
ジュヴレ=シャンべルタン・アン・シャン 0.9ha
今日、畑へ還れという言葉はすこしも珍しくないが、ドメーヌでは以前からテロワールを重視し、
祖父シャルルの時代から化学肥料等には目も呉れず、一貫して有機栽培を行ってきた。
そのようにして育てられたぶどうはしっかり収量を抑制し、必要とあればヴァンダンジュ・ヴェールトも行う。
そしてこのドメーヌの特徴的な点のひとつとして早い時期の収穫が挙げられる。
当然年毎のぶどうの出来によって異なりはするが、ドメーヌでは過熟を好まず、十分な酸があるうちに収穫を行う。
醸造の面で徹底しているのは100パーセント除梗を行うこと。
ワインに苦味、青臭さが付くことを避け、絶対に果梗は用いない。
使用する果汁はフリー・ランのみで、プレス・ジュースはネゴシアンへ売却。
そしてなるべく長期にわたる発酵をこころがけ、ピジャージュは頻繁に行い、日に2〜3回。
あてがう新樽の割合もドメーヌの大きな特質のひとつで、ヴィラージュ以上は全て新樽での熟成となる。
とはいえ、出来あがるワインは樽臭さ等、微塵も感じさせない優美なものだが、この樽の使い方にドニの並々ならぬ力量が窺える。
1年半前後の樽熟の後、瓶詰めとなるが、グラン・クリュのシャンべルタンとクロ・ヴージョは樽から直接手詰め。