ミュラー・カトワール(ドイツ・ファルツ) Muller-Catoir |
蔵で案内してくれた「カトワール・ジュニア(と紹介されました)」ことフィリップさんは9代目に当たります。
約20ヘクタールある畑からはリースリング、リースラーナー、ショイレーベ、ヴァイスブルグンダーなど
様々なブドウが収穫されています。
他の地域と比べ、急斜面ではなく、なだらかな丘に畑がありました。
蔵の前にある畑が「ハアデター・ブルンガーガルテン」で、
樹齢40年以上の特別区画は「グローセス・ゲヴェックス」にて格付けされています。
「ミュラー・カトワール」で最も注目しなくてはならないのが「リースラーナー」というブドウです。
このブドウは、リースリングとシルヴァーナーの交配品種になります。
(なお「ショイレーベ」も同じ交配から生まれたブドウです)非常にマイナーな品種を根付かせ、
ドイツ最高峰の「貴腐ワイン」を生産しています。
地下の醸造施設は、建物とは反対に最新式のステンレスタンクが所狭しと並べれ、
最高のテクノロジーと長い経験に基づかれた、最高の醸造が行われています。
素晴らしいブドウと最新の醸造施設と「とんでもない」ワインが生まれる理由が十分に伝わってきました。
ちょうど前日から収穫が始まったばかりで「収穫と破砕・発酵」と忙しい中での訪問となりましたが、
カトワJrや現在の醸造を担当しているマーティンさんが親切に醸造やブドウ、
テロワールについて細かく説明をしてくれました。
そして昼食は、畑のそばで収穫を行っている方々とご一緒に「まかない」をごちそうになりました、
貴重な経験が出来ました。
ワインは、酸に「ネバリがある」と表現すればよいのでしょうか。
もの凄い「柔軟性」と「収縮力」に優れ、スケールと存在感を誇示しています。
そして独特のハーブ香は、実にエレガントなものです。
熟成すると大変なワインに仕上がります。
89年のトロッケンベーレンアウスレーゼは今でも忘れられない最高のワインとして語り継がれています。
98年ものでも十分に覗え知れます。
ぜひ一度、ハーフボトルのアウスレーゼクラスの甘口を試して欲しいものです。
ドイツワインの魅力に引き込まれますよ♪
先代の醸造家で、現在の蔵の顧問となっているシュヴァンツさんが目を光らせ、
若い世代の「ミュラー・カトワ」が始まっています。
さらに名声を上げて欲しいものです。
<試飲ワイン>
Haardter Burgergarten Muskateller Kabinett Trocken 2004
Musbacher Eselshaut Riesling Kabinett Trocken 2004
Haardter Herrenletten Riesling Spatlese Trocken 2004
Haardter Burgergarten Im Gehren Riesling Spatlese Trocken 2004
(Grosses Gewachs)
Gimmeldinger Mandelgarten Riesling Kabinett 2004
Haardter Mandelring Scheurebe Spatlese 2004
Gimmeldinger Schlossel Rieslaner Spatlese 2004
PT Haardter Herzog Rieslaner Auslese 2004
PT Haardter Burgergarten Riesling Eiswein 2004
PT Haardter Herzog Rieslaner Torckenbeerenauslese 2004
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