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蔵から車で２０分くらいのモンティチェッロ・ダルバという町
（父ジャンニの生まれ故郷）の中に「カーザ」という畑があります。
父の生まれ故郷ということもあり、この畑には強い思い入れがあります。
急斜面に見事な畑の仕立てが行われていました。
土壌が特徴的で、表面は海岸の砂とほとんど変わらないのですが、下は粘土質になっていました。
特に砂があるところに、ファヴォリータが栽培されています。
この「ファヴォリータ」は、祖先はヴェルメンティーノだったそうで、
寒冷地用に品種改良されたのが、このブドウの始まりです。
そして、食用としてさらに改良されていく結果、ワインとして廃れてしまったブドウなのです。
ガリアルドでは、同時期に他の生産者が「アルネイス」種にシフトしていく状況にもかかわらず、
独自に改良を重ね、ファヴォリータを守ってきました。
そして、樹齢が３０年を超える古木となり、凝縮したぶどうを収穫し、
イタリアの白ワインを代表するファヴォリータのワインを醸すようになりました。
この独特のキャラクターを持つ「ファヴォリータ」を大切にしていたからなのです。
この蔵と縁の深い畑「カーザ」から極上のファヴォリータを収穫し醸しています。
樽とフルーツが競演した複雑な香りと、ソフトで滑らかな喉ごしが魅力的です。
そして上品でボリューム感ある味わいを堪能でいます。
あまり冷やしすぎずにお楽しみ下さい。
２００２年は白ワインは、素晴らしい出来です。
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